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新規事業に挑戦する人へ。オイシックス・ラ・大地が大切にしてきた事業開発に”夢中”になる心構え

いきなりですが、こちらの写真を見てください。


2000年に創業した定期食材宅配サービス『Oisix』。創業当時に、創業メンバーで富士山に登山した際の一枚です。全員が20代独身男性。グルメな人もいなければ、自分で料理する人すらいません。

そんな食とは無縁そうに見えるメンバーたちが、誰も成功したことのないインターネットによる食品宅配サービスにチャレンジし、今年で20年目。現在、Oisix ra daichiでは、「これからの食卓、これからの畑」という理念のもと、様々な業界のパートナーと協業したり、最先端のテクノロジーを活用しながら、様々な食の社会課題を解決する事業を行っています。

会社の行動指針のひとつは「前例はない、だからやる」。Oisix ra daichiの歴史は、前例のない事に挑戦し続けてきた新規事業開発の歴史と言っても過言ではありません。

もちろん、事業開発はうまくいくことばかりではありませんでした。こちらの都合などおかまいなしに次々と問題が降りかかり、右往左往の繰り返し。時には、苦しいことの連続で、暗闇を歩いているような気持ちになることもあります。

「前例のないビジネスに挑戦する上で、最も大切なことは、どういう『態度』で問題と向き合うか」

そう語るのは、Oisix創業時からのメンバーであり、Oisix ra daichi 取締役の堤 祐輔さんです。現在、Oisix ra daichiでは新規事業開発に挑戦する人材を積極的に採用しています。今回の『これからのOisix ra daichi』では、Oisix創業時の裏側を振り返りながら、これから新規事業に挑戦する人に向けて、Oisix ra daichiが大切にしてきた事業開発に夢中になる心構えについて、堤さんから話を聞きました。


堤 祐輔さん。Oisix ra daichi 取締役執行役員。

オイシックスの創業メンバーであり、オイシックス・ラ・大地取締役執行役員。オイシックスの前身となる学生ベンチャー時からジョインし、オイシックス立ち上げに参画。大学卒業後からオイシックスEC事業のリーダーとして長くEC事業本部長を務める。現在はBtoBtoC事業部、らでぃっしゅぼーや事業部、大地を守る会事業部の担当役員を務める。

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僕たちのチームで世界を変える!

ーー はじめに2000年の創業の話を聞きたいのですが、どういう背景で当時は誰も成功していなかったインターネットによる食品宅配サービスを開始したのでしょうか?

堤さん:
実は、はじめから野菜の宅配業をやりたかったわけでは全然ないんです。原点にある想いは「インターネットを使って、社会を良くするビジネスを、自分たちでつくる」です。

1996年にヤフージャパンのサービスがスタートし、当時は日本にインターネットが徐々に普及しはじめた時期です。学生時代に、はじめてインターネットに触れた時の衝撃は今でも忘れられません。これまでメディアを通じなければ発信できなかった情報が、個人で世界中に発信できるようになる。インターネットの持つ可能性は、間違いなく社会全体のインフラを変えていくだろうと確信しました。

僕とOisix ra daichi社長の髙島と出会ったのは学生時代。当時は僕が大学1年生で、髙島は大学院生でした。その時から既に髙島は仲間と起業していて、インターネットの持つビジネスの可能性をいろいろ試していたんです。特にやりたいことが無かった自分にとって何かに夢中になっている姿は魅力的に映りました。僕も髙島の会社に加わり、ホームページの制作代行から、ネットを使ったイベントの生中継、格安航空券チケットの販売など、色々やりましたね。

ただ、その会社でやっていることの延長線上に大成功はないこともメンバーと話していました。僕たちの考える大成功とは、自分たちの力で、世の中に唯一無二の大きなインパクトを与えるビジネスを実現することです。当時は、会社の進むべき道も見えていなかったし、出会った仕事を成り行き任せにやっていたようなもの。何しろ、僕らはビジネスに対してまったくの素人でした。


堤さん:
その結果、大学院卒業を控えた髙島を含むメンバーは一度どこかの企業に就職し、ビジネスを勉強してから、改めて集まって起業することに決めました。一方、まだ学生だった自分は、会社のリーダーとして、EC事業のノウハウを溜めていきました。そして、「週末会議」と称し、髙島たちと毎週末に集まり、本格的な起業に向けて議論を重ね、事業計画を練っていたんです。

インターネットに関するビジネスをしようというのは全員一致で決まっていましたが、ネットを使って何をやるかが、論点です。

僕らはまだ20代。誰かの成功の真似は嫌。誰もやらないこと、あるいは誰もが「できそうにない」と思うことを、誰よりも先にやり遂げてこそ意味がある。僕たちのチームで世界を変えてみたい。とにかくそう思っていました。

事業の立ち上げに、予想外のトラブルはつきもの

ーー インターネットを使って社会を良くしたいと考えた結果、「食」に行き着いた理由は、何なのでしょうか?

堤さん:
98年くらいにアメリカのAmazonで買い物をしたら、個々人にパーソナライズ化された商品を提案され、これまでの買い物とは全く異なる体験に衝撃を受けました。僕らもAmazonのように、インターネットやテクノロジーを使って、買い物を新しい体験に変えてみたいと思い、辿り着いたのが「食」でした。

人間とって、食事とは、1日3食で365日なので、年間で1人当たり約1,000回食べるわけです。でも、人によって好きなものも違えば、必要な栄養素も違う。何を食べるべきかという判断が、個々人が持っている情報や経験に大きく依存しています。ここに大きな可能性があると思いました。

一方、「食」に関する様々なビジネスモデルを調べてみると、食品のインターネット販売だけは、ネット先進国であるアメリカでも失敗例ばかりであることがわかりました。この事実は、僕たちの野心に火をつけました。まだ誰も成功していない。成功したら世界初。こうして、僕らは「食」を扱うネットビジネスを立ち上げることに決めたんです。


(▲)創業当時のオフィスの様子

堤さん:
でも、最初は注文もなかなか入らないし、野菜や食品の品質管理は大変だし、冷蔵で送ると送料は高いし、卵を送るといっぱい割れているし、「書籍や服と違って、なんて難しい商材を扱っているんだ」と思いましたね(笑)。

また、運転資金に関しては、ギリギリの戦いが続いてました。僕たちが起業の準備を始めたのは、ネットバブルの全盛期です。ところが、僕らが起業したタイミングで、ネットバブルはあっけなく崩壊。資金調達が難しくなり、2000年6月にOisixを立ち上げたものの、8月には早くも資金が乏しくなり、危機的状況に陥ってしまいます。

ベンチャーの立ち上げは大変だと聞いていましたが、想像以上の大変さでした。今でも思い出すだけで、吐き気がするようなトラブルが沢山あります。創業してから3年ちょっとの間は、真っ暗なトンネルをひたすら進んでいるような感覚がありました。

降りかかる問題は選べないが、問題を解く「態度」は選べる

ーー 起業はもちろん、新規事業にはトラブルがつきものですよね。次々と降りかかる困難を乗り切るために、心がけてきたことはありますか?

堤さん:
結局のところ、トラブルをただのつらい出来事にするか、充実した体験にするかは、自分たちが選ぶ「態度」によって決まってくると思います。

例えば、大きなトラブルがあると、テンションの上がるテーマソングを決めていました。どうせトラブル処理をするなら、なにか前向きになれるスイッチがあるといいのではないかと思ったんです。そして、作業が行き詰まったりすると、誰かがその曲を大音量でかけたり、椅子の上に立って大声で歌ったりしました。すると、「よし、あともう少し頑張ろう!」と不思議と思えました。

これは、僕らが身につけたトラブルを楽しく解決するスタイルのひとつです。

同時に、できるだけ毎日を楽しく過ごそうと決意し、日々の業務を工夫するようにしました。今も当社に残る、社員の誕生日のお祝いをする習慣や、ときどき野菜の着ぐるみを着て仕事する癖などは、創業時の苦しい気持ちをまぎらわすために生まれたものです。


(▲)2020年 社長髙島のサプライズ誕生日の様子

堤さん:
トラブルが発生した時、特にその当事者は、責任を感じて落ち込んでしまいがちです。ですが、当事者が落ち込もうとどうしようと、結局のところ、問題を解決しないことには先には進めません。それなら、まずは解決することに集中して、その後に原因の追求と再発の防止について考えればいいと僕は思います。

特に大きな問題の際には、問題を一刻も早く解かないと致命的になることもあります。そのためには、当事者が最大限の力を発揮しなければなりません。ツラい、苦しい、と思いながら解くよりは、楽しく解いた方がより良い解決方法を見つけられるのではないでしょうか。

どうせなら楽しみながら問題を解いて明るい日々を送りたいし、きっとその方が上手に問題を解くことができると思います。

後ろめたい売上を1円もつくらないから夢中になれる

ーー これまでもOisix ra daichiは様々な新規事業に挑戦してきましたが、これから新規事業開発により注力していこうとしてますよね。その背景は、何なんでしょうか?

堤さん:
食糧危機の問題を含め、グローバルな食の課題は尽きることがありません。代替肉などのフードテックや脱炭素化なども避けて通れない領域です。僕らが持っているコアスキルを活かしながら、様々な社会課題にビジネスでアプローチしていきたいと考えています。

同時に、テクノロジーも大きく発展しています。おそらく5年後とかには、IoT(Internet of Things)がもっと進化していて、身体のデータを取得できるポイントは増えていくと思います。取得したお客様の健康に関するデータと、私たちが提供できる食が繋がって、お客様の身体の悩みを日々の食事からアプローチできるサービスも実現できるはずです。

また、世の中の変化が想像以上に早くなっていることも大きな要因です。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、社会全体の価値観や生活様式が大きく変わりました。社会が変化すると、必ず新しい需要が生まれます。社会の変化にあわせて、スピード感をもってお客様の課題感や不安感に対するソリューションを提供することも僕らの役割だと考えています。

結局、僕らは儲けたいのではなくて、社会課題を解きたいんですよね。そして、そういう風にしていると成長戦略に困りません。僕らの役割は永遠にあるように感じています。


堤さん:
そう考えると、困難が次々と降りかかる新規事業開発に、Oisix ra daichi夢中になって取り組める最大の要因は、僕らの事業や会社が成長することと、社会がよくなることを完全に重ね合わせることを大事にしているからだと思います。後ろめたい売上を1円もつくらないことが、社内で暗黙のルールとなっています。

会社が大きくなったら、その分だけ社会が良くなったと思える。そういう事業展開をしているからこそ、夢中になりやすいし、憂いなく突っ込んでいけるのだと思います。

夢中になって問題を一緒に解こうとする人と出会いたい

ーー 現在、Oisix ra daichiでは新規事業に挑戦する仲間を積極的に採用しています。最後に、Oisix ra daichiで働くことに関心をもっている方々へメッセージをお願いします。

堤さん:
社会に新しい価値を生み出していくために一番大切なのは、「食」のシーンを変えていく当事者意識を、社員一人ひとりが強く持つことだと思っています。

僕は10年後とかに、自分の子供に「みんなが使っているこのサービスは、父ちゃんたちが作ったんだぞ」と胸を張って言いたいとずっと思ってきました。そんな風に、「新しい何かをつくるんだ」という想いを持って仕事をした方が楽しいに決まっています。そして、新しく入ってくる仲間にもそう思ってほしいんです。

夢中になってチャレンジしていると、必ずトラブルやピンチなどの問題にぶちあたります。降りかかる問題を選ぶことはできませんが、どのような態度で問題と向き合うかは、自分で決められる選択肢の中にあります。夢中で居続けるためにも、問題を解く「態度」を選ぶ技術を身に付けることは非常に大切だと、この20年間で実感しています。

Oisix ra daichiの目指すゴールは高いので、これからも様々な問題が僕らに降りかかってくると思います。その問題を夢中になって一緒に解こうとする人と働けたら嬉しいです。お会いできることを楽しみにしています!


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あなたのビジネスが社会を良くする。
オイシックス・ラ・大地は、事業開発に挑戦するリーダーを募集します

そのビジネスは、社会の役に立てるのか?

Oisix ra daichiの根底にあるものは、創業から一貫して変わらず、「社会の課題をビジネスの力で解く」です。
多くの人が、安全でおいしい食卓を笑顔で囲むために。食を作る人が、報われ、誇りを持てる仕組みを構築するために。
変化の多い時代に、私たちが求められるシーンは数えきれないほどあります。

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